足の指をマッサージ

歯科先進国のアメリカでは、歯を削るときに使うタービンの音を消した工アーアブレーションという器械が普及しています。これは、圧縮空気でアルミ粉末をシュッと吹きつけることによって、歯を削る方法です。ほかにレーザー治療もタービン独自のウィーンとうなる音はしません。日本でもすでに導入している歯科医院が増えています。治療用の椅子に座ったとき、目の前にイメージビデオが流れるようなモ二夕を設置したり、ヘッドホンで音楽を聴きながら、おなかに振動を与えてリラックスさせるボディソニックをとり入れている医院もあります。

 

さらには、治療前に、一肩や足の指をマッサージしてくねるところさえ登場しています。このように、いまは、「タービンレス」「ペインレス」がもはや当たり前という「レスの時代」。さまざまな工夫をこらしている歯科医院があるので、怖がりな人はぜひこうした医院を探してみてください。リラックスした環境で心地よい治療体験ができれば、やがて恐怖心も軽減してくるはずです。それでも、なかなかうまくいかない場合は、心の病気としての「恐怖症」ととらえて、専門的な治療を受けることが必要になるかもしれません。相談にのってくれるのは、心療内科や精神科です。歯科治療に対して、強い恐怖心をもつようになった背景を専門医といっしよに考えることは、克服への近道です。予約をしたもののどうしても歯医者に行けない、歯科医院に入ったとたん、あるいは自衣を見ただけで極度の緊張状態に陥ってしまうといった経験の持ち主は、歯科恐怖症の可能性があります。自分の歯の健康を守るためにも、一度専門医のカウンセリングを受けてみてはいかがでしようか。


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