症状別に薬を処方
また、症状別に薬を処方したり、特別の道具を貸し出す医院もあります。実際、この方法で「旅行先でも安心して過こせた」、あるいは、「痛みだしたけれどもすぐに止まって、助かりました」といわれると、歯医者さんもうれしいものです。とはいえ、こういった特別な薬の使い方は、親しくしている患者さんだからできることであって、初診の場合などには行いません。ここでもやはり、自分のことをよく理解してくれている、かかりつけ医院をもつことがいかに大事かがわかっていただけると思います。
笑い方があまり上手でない女性には、治療終了後に「笑顔エクササイズ」を教えて、自然な笑顔のつくり方をアドバイスすることもあります。笑顔は、笑ったときに口角が上がり、唇が美しいアーチ状になってこそ、素敵に見えます。ところが、楽しくて笑っているのに口角が下がって、「へ」の字になっていて、笑顔が素敵に見えない人は案外多いのです。せっかく歯をきれいにしたのに、こねではもったいないと思いませんか?笑顔エクササイズのやり方はじつに簡単です。人さし指を鼻の下におき、その下の上唇を指で下に引き伸ばします。同時に、もう一方の手で左右の口角を持ち上げます。鏡の前で何度かやってみるとコツがつかめます。さっそく試してみましよう。42ぺ‐ジでこ紹介した国のまわりの筋肉を鍛える体操もプラスすると、引き締まった顔つきになれます。1日数回、気づいたときにトライしてみてください。笑顔に自信がもてるようになります。歯医者さんはつねに患者さんの役に立ちたいと考えています。「こんなこと聞いていいのかな?」と遠慮せずに、どんどん聞きましょう。予想外に収穫があるかもしれませんよ。